パナマ探検記

Toshihiro Kawahara

Toshihiro
Kawahara

Yoshiyuki Naoi

Yoshiyuki
Naoi

Shinya Kawano

Shinya
Kawano

地球の裏側まで

弊社は2010年よりパナマハットの源流を探るとともに、より良い材料・製品を求めて南米はエクアドルからコロンビアまで、まさに”地球の裏側”まで毎年訪問をしています。

エクアドルは首都キトを基点に、古都クエンカ・パナマ発祥の地とされるモンテクリスティを訪問し、コロンビアについては花と美女の町(?)メデジンを中心に訪れています。

古都 クエンカ

エクアドル中南部、アンデス山脈の中腹に位置する世界遺産にも登録されている古都です。
標高はなんと2500m!(首都キトは2850m!)

古い教会や大理石、漆喰の建築物が独特な雰囲気を醸し出しています。

1800年代にパナマハットの製造が法律で強制された背景もあり、都市の中心産業として今でも盛んです。

弊社のパートナー会社のうちのいくつかはここ、クエンカにあります。

展示ルームは博物館さながらの内容で、パナマ(トキヤ草)で編んだドレスまで飾ってありました。

写真の彼女は、いわばミスパナマ・ミスクエンカ!

編んでいるところを実演してもらえました。

モンテクリスティ産と比べるとやや中級品のイメージがあるクエンカ産ですが、なかなかどうして草とは思えません。(まるで合成繊維)

しなやかで柔らかいパナマハットを発見!
年に2~3個が限界という超極細の草で編まれたものでした。

クローシェ(細編み)型入れの様子です。

細編みは網目が潰れる為、圧を掛けずに炭火の熱で型入れをしています。
まるでダッヂオーブンのよう!

日本ではなかなか入手し難いカラーパナマも豊富にあり、カラー見本からの別注も可能です。

パナマハット発祥の地 モンテクリスティ

次に、かつてアメリカ軍も駐留していたマンタ空港を経由して、パナマハット発祥の地と言われるモンテクリスティへ向かいます。

モンテクリスティ市内に入り、更に車で約2時間半ほど南下すると海岸線近くの静かな村 ピレが見えてきます。

この村では最高級と称されるパナマハットが作られており、そこで名人と言われるセニョール ドミンゴに出会うことができました。

細かくグレード分けされた帽体は、仲買人を介してモンテクリスティー市で取引されています。
そのため、直接の買い付けは難しくなっています。

最高グレードの帽体になると製作に3~4ヶ月を要し、価格はおおよそ600ドル(あくまで現地価格)にもなります。

帽体に欠かせない木型、オルマの木(バルサに似た材料)を使って作ると話してくれました。

また、出来上がった帽体の白度を得る為に硫黄で蒸す(燻製のような方法)工程もここでおこないます。

※クエンカでは、大きな浴槽を使って脱色する為に煮込んでいました。

何故か途中から近所のおじさん(向かって左端)が、遊びにきて最後の集合写真にもちゃっかり入っていました。

ちなみに中央右の赤い服の青年は長男の方で、なんと20歳を超えているそうです!(とても若く見えました)

結局、朝食も昼食も一緒になってしまったので漁港としても知られているモンテクリスティまで戻り、食事をとります。

写真はエクアドルの代表的な前菜 セビッチェです。
野菜と魚介類が酢に漬かっているマリネのような料理でした。

現地パートナーの方から、牡蠣はやめておきましょうと言われたのでボイルした海老やタコにしたのですが、約1名勝負に出てしまい牡蠣の洗礼を受けてしまいました

花と美女の町 メデジン

革素材を求めて、エクアドルからコロンビアの首都ボゴタを経由しメデジン入りします。
かつて、国際的な麻薬組織 メデジンカルテルが存在したことでも知られているコロンビア メデジン。

不安がいっぱいの中での訪問でしたが、着いてビックリ!
空港から市内に向かう道路や町並みも綺麗に整備されていて、イメージしていた情景とはまるで違いました。
また、男性1に対して女性3.5と女性の出生比率が非常に高く、その上行き交う女性はとても綺麗な方ばかりでした。

エクアドルと同様に花で有名なこの町は、世界第2位の花の輸出国です。(エクアドルのバラとカーネーションは世界第1位!)

エクアドルに比べるとユニークな商品が多いコロンビアパナマ。

2本そろえて編みこむWストローのMIXカラーがファンシーなフィエスタ。(フェステイバルの意)

レザーとパナマのコンビネーション。

皮革製品も盛んで、一貫生産をしている工場を訪問しました。

皮の洗浄、ゼラチン質を除去しています。

そこには何故かコンドルが!

染色後の乾燥風景。

プレス加工の様子です。

メデジンでの昼食はエクアドル同様、とにかく穀類(ジャガイモ等)を潰して焼いた物やバナナの加工品が多く、アボガドについては注文に関係なく豚のばら肉と共にテーブルに並びます。

比較的テキサスやメキシコ風の味付けや見た目の料理が多かったので、食べ易く感じました。

その後パートナー会社の方の案内で町を散策しました。

写真はこの町出身の芸術家 フェルナンド ボデロの像です。

終わりに

足掛け3年に及んだパナマ探検隊の活躍の一部を御紹介致しましたが、今後も我々はパナマハットはもとより新しい素材を求めて、飽くなき探求を続けていきます。

この続きはまた、次回。