帽子の品質表示について

中央帽子㈱
㈱エクレティコ

帽子の品質表示は家庭用品品質表示法の対象外となっていますが、東京都では帽子が「東京都消費生活条例に基づく指定品目」になっており、東京都消費生活条例において表示を義務付けられています。
条例では、「表示すべき事項」と「取り付け方法」が定められています。
これに従い、中央帽子としては、正しい情報を分かりやすくお客様に伝えるために、東京都消費生活条例に基づいて表示を行っています

目次

適用範囲

家庭用品品質表示法に掲げられた糸を使用した織物又は編物製の実用帽子※で、その表面積のうち織物または編物の割合が50%以上のものに限ります。

※実用帽子とは日常的に使用される通園通学帽子、運動帽子、野球帽子、テニス帽子、ゴルフ帽子等のスポーツレジャー用帽子、防暑防寒帽子、タウンハット、その他これらに類する帽子をいいますが、特に装飾性の強い帽子及び業務用帽子として用いられる帽子は対象外です。 ※天然素材や皮革等、ブレード、フェルト製の帽子などは対象外ですが、可能な限り表示する事が望ましいです。 ※なお、表面積のうち織物又は編物の割合が50パーセント以上のものとは、織物の割合が50パーセント以上のもの、編物の割合が50パーセント以上のもの及び織物と編物との合計の割合が50パーセント以上のものが含まれます。

表示すべき事項

  1. 表生地の繊維の組成
  2. 取扱方法
  3. 事業者の氏名又は名称
※これらとは別に中央帽子では、消費者の方への情報提供として下記の項目も併記しています。
  • 原産国表示(不当景品類及び不当表示防止法での規定あり)
  • サイズ(編地などは表示しない場合もある)
  • 連絡先(電話番号)

表示の方法

  1. 表生地の繊維の組成
    • 表生地とは、帽子の頭、つば、ひさし、つば裏、ひさし裏に使用される生地をいいます。
    • 両面が使用される帽子については、両面を表生地と見なします。
    • 組成繊維、混用率及び繊維の名称を示す用語については、繊維製品品質表示規程に準ずるので、たとえば繊維の名称は同規程の「指定用語」を使用します。
    • 繊維の組成は、組成繊維中の混用率の大きいものから順に繊維の名称を示す用語を表示します。
    • 組成繊維が3種類以上の場合は、3番目以降のものを「その他」として一括して表示することができます。
    • 混用率を示す数値を併記することは義務付けられていませんが、可能な限り併記することが望ましいです。
    ※「指定用語」に該当しない繊維の場合には「指定外」の文字を入れます。 ※裏生地及び芯地の組成や混用率を任意で表示する事ができます。 ※リネン(亜麻)とラミー(荢麻)以外の麻繊維は「麻」と表示できません。
  2. 取扱方法
    • 取扱方法は、洗い方(水洗い)を表示し、塩素漂白剤で漂白できないもの(白物及びなせん加工をしたものに限る)、アイロン掛けのできないもの又はドライクリーニングのできないものにあっては、できない旨を表示します。
    • また、表示に際しては、日本工業規格 L 0217(繊維製品の取扱いに関する表示記号及び表示方法)及び表示方法)に規定するところにより適正な表示をする事と取り決められています。
    • なお、取扱絵表示のみでは消費者に十分な取扱方法を伝えることができない場合は、簡潔な文章を付記して絵表示を補足することができます。
  3. 事業者の氏名又は名称
    • 消費者に帽子を供給する事業者(製造業者、発売元、卸売業者及び小売業者等)であり、自己の責任において、表生地の「繊維の組成」及び「取扱方法」を表示する事業者の氏名又は名称です。
    • 事業者団体も帽子の供給に関与するものとして、製造業者に代わって表示すべき事項を表示することができます。
    • 商号を有する場合は商号、有さない場合は法人名、個人名又は屋号を表示します。(ただし、屋号を表示してよいのは個人事業者に限ります。)
    • 法人の種類を表わす文字(「株式会社」「有限会社」等)は、これを省いても誤解を生ずるおそれのないときは省略することができます。

取扱い絵表示

JIS L 0001(繊維製品の取扱いに関する表示記号及び表示方法)に準じます。
※平成28年12月1日より規格が改正されました。(新旧対比表PDF)

帽子は立体的な構造の為、洗濯をすると他の繊維製品より変化が大きく、完全な原形を保つことはかなり難しいことですが、実際に洗濯検査を実施し、使用素材や用途、デザインなども考慮して最適な絵表示を選択しています。
また、デザインや素材の特性上、洗濯が全くできない帽子もあります。

分類 図柄 図柄の意味
(1)洗濯処理
(水洗い)
190 液温95℃限度、洗濯出来る
170 液温70℃限度、洗濯出来る
160 液温60℃限度、洗濯出来る
161 液温60℃弱い洗濯ができる
150 液温50℃限度、洗濯出来る
151 液温50℃弱い洗濯ができる
140 液温40℃限度、洗濯出来る
141 液温40℃弱い洗濯ができる
142 液温40℃非常に弱い洗濯が可能
130 液温30℃限度、洗濯出来る
131 液温30℃弱い洗濯ができる
132 液温30℃非常に弱い洗濯が可能
110 液温40℃限度、手洗いができる
100家庭での洗濯禁止
(2)漂白処理
220 塩素系及び酸素系漂白剤の使用が可能
210 酸素系漂白剤は使用可能、塩素系漂白剤は使用禁止
200 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
(3)タンブル乾燥
320 タンブル乾燥ができる(排気温度上限80℃)
310 低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃)
300 タンブル乾燥禁止
(4)自然乾燥
440 吊り干しが良い
445 日陰の吊り干しが良い
430 ぬれ吊り干しが良い
435 日陰のぬれ吊り干しが良い
420 平干しが良い
425 日陰の平干しが良い
410 ぬれ平干しが良い
400 日陰のぬれ平干しが良い
(5)アイロン仕上げ
530 200℃を限度、高い温度(180℃~210℃)で掛ける
520 150℃を限度、中程度温度(140℃~160℃)で掛ける
510 110℃を限度、低い温度(80℃~120℃)で掛ける
500 アイロン仕上げ禁止
(6)ドライクリーニング
620 ドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレン又は石油系のものを使用する
621 弱いドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレン又は石油系のものを使用する
610 ドライクリーニングができる。溶剤は石油系のものを使用する
611 弱いドライクリーニングができる。溶剤は石油系のものを使用する
600 ドライクリーニング禁止
(7)ウエットクリーニング
710 ウエットクリーニングができる
711 弱い操作によるウエットクリーニングができる
712 非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる
700 ウエットクリーニング禁止

絵表示組合せ·表示例

  • 現在、新絵表示への対応準備中です